GitHub Copilotは、コードを書く場面から書いた変更を確認する場面まで、開発のいろいろな作業をAIで支援する製品です。使える場所も一つではなく、手元のIDE(コードを書くための開発ソフト)だけでなく、GitHubのWebサイト、モバイル、CLI(コマンドライン。文字でコマンドを打って操作する画面)からも利用できます。
ただし、すべての機能が同じ場所で動くわけではありません。「自分が書いている手元での支援」なのか、「GitHub上で作業そのものを任せる機能」なのか。この違いをつかむと、自分に必要かどうかを判断しやすくなります。
主な機能は、大きく4つに分けて考えると整理しやすくなります。
IDEでは、入力中のコード補完、次に編集しそうな箇所の候補、Chat、そしてAIに複数の作業をまとめて進めさせるagent modeが使えます。自分でコードを書きながら提案を受けたいなら補完、どう直すか会話しながら方針を固めたいならChat、といった使い分けができます。
Copilot coding agentは、GitHub上でタスクを受け取り、GitHub Actionsの環境で作業する機能です。作業の結果は、ブランチとプルリクエスト(変更をまとめて提案する仕組み)の形で返ってきます。
これは、手元のIDEで提案を受け取る使い方とは性質が違います。「自分が編集している間の支援が欲しい」のか、「タスクごと任せて、結果をプルリクエストで受け取りたい」のか。ここを先に決めておくと、必要な機能を絞り込めます。
Copilot code reviewは、プルリクエストやコードの変更をレビューする機能です。GitHub.com、CLI、複数のIDEなどから利用でき、主に有料プランで提供されます。
なお、Copilotでは複数のAIモデルを利用できますが、扱いは機能ごとに違います。code reviewのように、製品側がモデルを自動で選び、利用者が手動で変更できない機能もあります。すべての機能で好きなモデルを選べるとは限らない、という点は知っておくとよいでしょう。
Copilot CLIは、コマンドラインから利用できる機能です。コマンドを実行する前に、利用者が内容を確認できる仕組みになっています。IDEでの作業だけでなく、日頃のターミナル作業にもAI支援を取り入れたい場合の候補になります。
2026年7月18日に確認されたグローバル向けの公開料金では、Freeのほかに、個人向けとしてProが月額10 USD、Pro+が月額39 USD、Maxが月額100 USDです。組織向けは、Businessが1席あたり月額19 USD、Enterpriseが1席あたり月額39 USDとなっています。日本独自の円建て料金については、公式ドキュメントの共通料金表では確認できていません。
料金を見るときは、月額だけでは足りません。各プランには、AI機能を使うための利用枠であるAI creditsが設定されています。ただし、有料プランのコード補完と次の編集候補については、AI creditsを消費しません。追加のAI creditsは1 creditあたり0.01 USDで、組織であれば予算や利用上限を設定できます。さらに、coding agentやcode reviewの使い方によっては、GitHub Actionsの利用分も別途消費する可能性があります。
つまり、プランの月額に加えて、使いたい機能がAI creditsの対象になるのか、GitHub Actionsの利用分が関係してくるのかまで確認する必要がある、ということです。
注意
料金、AI credits、利用上限、選べるモデル、提供地域は変更される可能性があります。導入前に公式ページで最新の条件を確認してください。
個人で使うなら、必要な機能とAI creditsの利用枠を中心に選べます。一方、組織で導入する場合は、これに加えて管理面の条件を確認する必要があります。
BusinessとEnterpriseでは、組織によるポリシーの一元管理、利用状況の管理、AI creditsの共通枠が提供されます。組織側で、AIが参照しないコンテンツの設定や、agent・reviewなどの利用ポリシーも管理できます。また、個人向けとBusiness・Enterpriseとでは、データの取り扱い条件を分けて確認する必要があります。
環境面の条件もあります。EnterpriseはGitHub Enterprise Cloudを前提とするプランです。さらに、GitHub Copilotは現時点でGitHub Enterprise Serverでは利用できません。組織向けプランを比較する前に、まず社内のGitHub環境と合うかどうかを確認しておきましょう。
GitHub Copilotは、補完やChatだけの製品ではなく、GitHub上のタスク実行、コードレビュー、CLI操作まで対象に含みます。だからこそ「どの場所で、どこまでAIに任せたいか」を先に決め、その使い方に必要なプランと追加費用の条件を確認することが、選び方の要点になります。
Q.GitHub CopilotはIDEでしか使えない?
A.IDE以外にも、GitHubのWebサイト、GitHub Mobile、CLIなどで利用できます。ただし、使える機能と実際に処理が行われる場所は、それぞれ異なります。
Q.有料プランならAI creditsを気にしなくてよい?
A.そうとは限りません。有料プランのコード補完と次の編集候補はAI creditsを消費しませんが、各プランにはAI creditsの利用枠が設定されています。自分が使う機能と上限を確認してください。
Q.組織ではどのプランを選べばよい?
A.BusinessとEnterpriseは、ポリシーと利用状況を一元管理したい組織向けです。EnterpriseはGitHub Enterprise Cloudが前提になるため、機能だけで決めず、現在のGitHub環境も含めて選びましょう。
確認日: 2026-07-18(記載の各公式ページで確認。価格などは変わることがあります)
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