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Claude Code・Clineの違いを比較!モデルと運用方法で選ぶ

読む目安 約5分 更新日 2026-07-18 Claude Code Cline

Claude CodeとClineは、どちらもコードを読み、ファイルの編集やコマンド実行まで進められるAIコーディングエージェントです。つまり「コードを提案するだけ」ではなく、実際の開発作業を任せられるツールという点は共通しています。

選ぶときに効いてくる違いは、機能の多さではありません。「どのAIモデルや契約を使うか」「どこで処理を動かすか」「AIの操作をどう許可するか」の3点です。Claude CodeはAnthropicのサービスや契約と組み合わせ、ターミナルからWebまで複数の場所で使いたい場合に合わせやすい製品です。Clineは、利用するモデル提供元を自分で選び、手元のモデルも含めて開発環境を組み立てたい場合に向いています。

結論を先に

Anthropicの契約を軸にして、手元での作業とクラウド上の作業を使い分けたいならClaude Codeが候補です。モデル提供元や推論費の支払い先を自分で選び、手元の開発環境を中心に運用したいならClineが候補になります。

Claude Code

こんな人に

Anthropicのサービス内で利用経路をまとめ、Web上の作業も使いたい

Cline

こんな人に

モデル提供元やローカルモデルを選び、実行の許可を細かく決めたい

Claude CodeとClineの主な違い

どちらも、コードベース(プロジェクトのソースコード全体)の読み取り、ファイル編集、ターミナルでのコマンド実行、外部ツールとの連携に対応しています。違いが出やすいのは、同じ作業をどの環境と契約で進めるかという部分です。

比較項目Claude CodeCline
主な利用場所CLI、IDE、デスクトップ、WebVS CodeやJetBrainsなどのIDE、CLI、SDK、Web Kanban
処理が動く場所ローカル版は利用者の端末、Web版はAnthropicが管理する分離された仮想環境クライアントは利用者の開発環境で動き、選んだリモートまたはローカルのモデルへ処理を依頼
モデルと契約対象のClaudeサブスクリプション、またはAnthropic APIなどを利用Cline Provider、第三者のAPIキー、OllamaやLM Studioなどのローカルモデルから選択
操作の許可読み取り、コマンド、ファイル変更などをallow、ask、denyのルールとpermission modeで制御原則として操作ごとに承認。自動承認では許可するツールとリスクを選択
変更の受け渡しWeb版ではGitHubリポジトリを複製し、ブランチとプルリクエストを利用チェックポイント、差分確認、Gitワークフローを利用
拡張MCP、skills、hooks、subagentsなどMCPやブラウザなどのツールを利用

表だけを見ると似ていますが、Claude Codeには「手元の端末」と「Anthropicが管理するクラウドセッション」という2つの実行場所があります。一方Clineは、クライアントを手元の開発環境で動かし、接続するモデル提供元を選ぶ構成が中心です。

作業する場所で選ぶなら

端末、IDE、Webを行き来するならClaude Code

Claude CodeはCLI(ターミナルからの操作)やIDE(開発用エディタ)だけでなく、デスクトップやWebからも利用できます。ローカル版では、ファイル操作、検索、シェル、テストといったツールが利用者の端末で動きます。

Web版は動き方が異なります。GitHubのリポジトリ(ソースコードの保管場所)をAnthropic管理の分離された仮想環境へ複製し、作業結果をブランチやプルリクエスト(変更を取り込むための提案)として受け渡します。たとえば、手元で対話しながら修正する作業と、クラウド側へ渡して結果だけ受け取る作業を分けたい場合に検討しやすい構成です。

ただしWeb版には、GitHub連携やアカウントの利用上限に関する条件があります。Zero Data Retention(データを保持しない設定)を適用している組織では一部のクラウドセッション機能を利用できないため、組織で導入するなら契約条件まで確認が必要です。

IDEを中心にモデルの接続先を選ぶならCline

Clineは、IDE、CLI、SDKなどから使えるオープンソースのコーディングエージェントです。クライアントは利用者の開発環境で動き、選択したリモートのモデル提供元、またはローカルモデルへ処理を依頼します。

接続先には、Cline Providerのほか、自分で用意した第三者のAPIキー、OllamaやLM Studioなどのローカルモデルを選べます。自分のAPIキーを使う方式では、キーはOSやIDEの認証情報保存領域に保管され、選択した提供元へリクエストが送られます。

そのためClineの性能や利用上限、データ処理、費用は一律ではありません。どのモデルと提供元を選ぶかによって条件が変わります。Cline本体だけを見て比べるのではなく、接続先まで含めて選ぶ必要があります。

操作の許可方法を比べる

AIにファイル変更やコマンド実行を任せる場合、どこまで自動化するかは重要な判断です。Claude CodeとClineはどちらも制御手段を持っていますが、設定の考え方が異なります。

Claude Codeでは、読み取り、Bashコマンド、ファイル変更などに対して、許可、確認、拒否のルールを設定できます。permission modeは、こうした操作をどの範囲まで自動実行させるかを切り替える仕組みです。必要に応じてサンドボックス(動作範囲を区切った隔離環境)と組み合わせられます。

Clineは、利用者の承認を基本とする作りです。自動承認を使う場合も、許可するツールと受け入れるリスクを明示的に選びます。変更後は差分やチェックポイントを確認できるため、作業を進めながら変更内容を追いたい場合に使えます。

どちらを選んでも、最初からすべての操作を許可する必要はありません。たとえば、コードの読み取りは自動化し、ファイル変更やコマンド実行には確認を挟む、といった運用から始めると判断しやすくなります。

料金は「ツール本体」と「モデル利用」を分けて考える

Claude Codeは、単独の固定月額プランだけで提供される製品ではありません。対象のClaude Pro、Max、Team、Enterpriseのサブスクリプションに含めて使う経路と、Anthropic APIなどを使う経路があります。サブスクリプションでは親プランの利用枠を消費し、利用できる量はプラン、モデル、作業規模によって変わります。

Clineのオープンソース版は、個人開発者向けのクライアントにサブスクリプション料金や席単位の料金がありません。ただし、これはモデルの推論費まで無料という意味ではありません。Cline Providerでは利用量に応じて推論クレジットを購入し、自分のAPIキーを使う場合は選んだ提供元へ支払います。ローカルモデルでは、利用者が計算環境の費用を負担します。Enterpriseは個別見積もりです。

そのため、月額だけを横並びにするより、Claude CodeではサブスクリプションとAPIのどちらを使うか、Clineではクライアント本体とモデル推論をどう組み合わせるかを先に決めたほうが、比較しやすくなります。

注意

料金、クレジット、利用上限、利用できるモデルや地域は変わる可能性があります。ここで扱った料金体系は2026年7月18日時点のグローバル情報を基準に日本向け情報も確認したもので、両製品とも日本固有の円建て単独価格は確認できません。契約前に公式ページで最新条件を確認してください。

データと組織運用で確認すること

Claude Codeでは、個人向けアカウントと商用契約とでデータの扱いが異なります。個人向けではデータ改善の設定が条件に関係し、商用条件では、顧客が明示的に提供しない限りコードやプロンプトをモデルトレーニングに使わないとされています。Team、Enterprise、APIなどで導入する場合は、組織ポリシー、利用する提供元、保存期間、ネットワーク条件も確認の対象です。

Clineでは、どのモデル提供元を使うかによってデータ処理の条件が変わります。自分のAPIキーを使う場合は選択した提供元へデータが送られ、ローカルモデルを選ぶこともできます。オープンソースのクライアントと、商用のClineサービスやEnterpriseの条件は、分けて確認してください。

この点だけを見て、どちらかが安全だと決めることはできません。実際に使う契約、モデル、保存条件、ネットワーク構成まで含めて判断する必要があります。

どちらを選ぶべきか

Claude Codeは、Anthropicの契約を軸にAIコーディング環境を整え、端末での対話作業とWeb上のクラウド作業を使い分けたい場合に選びやすい製品です。GitHubのブランチやプルリクエストを使ってクラウド側の作業結果を受け取る運用も候補になります。

Clineは、モデル提供元を自分で選びたい場合や、ローカルモデルを含めて構成したい場合に向いています。オープンソースのクライアントを起点に、費用、モデル、データ処理の条件を接続先ごとに決めたい人が検討しやすい選択肢です。

賢さや速さだけで一方に決めるのではなく、普段使う画面、作業を動かす場所、許可の設定、料金の支払い先を先に決めてください。そうすれば、選択肢を絞りやすくなります。

確認しておきたいこと

主な作業場所は、端末、IDE、Webのどれか
モデルやAPIの支払い先を自分で選びたいか、既存のClaude契約にまとめたいか
ファイル変更やコマンド実行を、毎回確認するか、ルールで自動許可するか

よくある質問

Q.Clineは無料で使える?

A.個人開発者向けのオープンソース版クライアントには、サブスクリプション料金や席単位の料金がありません。ただし、接続するモデルの推論費や、ローカルの計算環境の費用は別にかかります。

Q.Claude Codeはクラウドだけで動く?

A.違います。ローカル版は利用者の端末でツールを動かし、Web版はAnthropicが管理する分離された仮想環境でセッションを実行します。

Q.どちらが安全?

A.製品名だけでは決まりません。Claude Codeでは利用する契約や組織設定、Clineでは選ぶモデル提供元や承認設定によって条件が変わります。実際の運用構成に合わせて比較してください。

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出典

確認日: 2026-07-18(記載の各公式ページで確認。価格などは変わることがあります)

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Cline