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Clineとは?できることや料金、注意点を解説

読む目安 約3分 更新日 2026-07-18 Cline

Clineは、コードの確認や編集、コマンド実行などをAIに任せられるオープンソースの「コーディングエージェント」です。VS CodeやJetBrainsといった開発画面(IDE)に加えて、CLI(ターミナルから文字で操作する方法)やSDKからも利用できます。

大きな特徴は2つです。ひとつは、使うAIモデルの提供元を自分で選べること。もうひとつは、ファイル編集やコマンド実行を、利用者が内容を確認しながら進められることです。AIに任せる範囲と、費用の支払い先を自分でコントロールしたい人にとって有力な候補になります。

Clineでできること

Clineは、いま開いているファイルだけでなく、プロジェクト全体を読みながら作業を進められます。主に次のような操作に対応します。

たとえば修正したい内容を伝えると、関連するファイルを調べ、必要な変更を加え、コマンドを実行するところまでを一連の作業として進めてくれます。なおMCPとは、AIから外部のツールやデータへ接続するための仕組みのことです。

変更内容は差分(変更前と変更後の違い)で確認でき、途中の状態をチェックポイントとして管理できます。Gitを使った変更管理にも対応しているため、AIが何を変えたのかを追いながら作業を進められます。

IDE以外からも利用できる

Clineには、VS CodeやJetBrainsなどのIDE、CLI、SDK、Web Kanbanといった複数の利用画面があります。普段の開発画面で使うほか、コマンドラインから使ったり、別の仕組みに組み込んだりする選択肢もあります。

ここで、「どの画面から使うか」と「処理がどこで動くか」は分けて考える必要があります。Clineのクライアントは利用者の開発環境でファイル操作やコマンド実行を行い、そのうえで、選択した外部のAIモデル、またはローカルで動かすモデルへリクエストを送ります。

つまり、IDEやWebといった入口を選ぶことと、AIモデルを手元で動かすか外部サービスで動かすかは、別々の選択です。

AIモデルと支払い方法を選べる

ClineでAIモデルを利用する方法は、主に次の3つです。

1. Cline Providerを利用する

2. 自分で用意した第三者サービスのAPIキーを使う

3. OllamaやLM Studioなどで動かすローカルモデルを使う

Cline Providerは、Cline側の仕組みを通してAIモデルを利用する方法で、推論に使うクレジットを購入して使います。

自分のAPIキーを使う方法はBYOKと呼ばれます。この場合、OpenAI、Anthropic、Googleなど、選んだ提供元へ直接料金を支払います。APIキーはOSやIDEの認証情報保存領域に保存され、選択した提供元へ送られます。

ローカルモデルを選ぶ場合は、外部へのモデル利用料ではなく、自分で用意する計算環境の費用を考える必要があります。モデルの品質、扱える情報量、利用制限、データの処理方法、費用は、Clineだけで一律に決まるわけではなく、選んだ提供元やモデルによって変わります。

操作をどこまで承認するか設定できる

Clineでは、ツールを実行する前に利用者が承認する進め方が基本です。ファイル変更やコマンド実行をその都度確認したい場合は、AIの提案を見ながら一つずつ進められます。

自動承認を使う場合は、どのツールの実行を許可するか、どの程度のリスクを受け入れるかを、自分で明示的に選ぶことになります。作業を速くすることだけを考えるのではなく、変更内容をどの段階で確認したいかまで含めて設定することが大切です。

Clineの料金

Clineのオープンソース版は個人開発者向けに無料で提供されており、サブスクリプション料金や利用者ごとの席料金はありません。ただしこれは、AIモデルの利用費まで無料になるという意味ではない点に注意してください。

Cline Providerを使う場合は、AIの推論に使うクレジットを利用量に応じて購入します。自分のAPIキーを使う場合は、選択したモデル提供元へ支払います。ローカルモデルを使う場合は、自分の計算環境の費用を負担します。企業向けのEnterpriseは個別見積もりです。

注意

料金情報は2026年7月18日時点のグローバル向け公開情報を、日本からの利用も含めて確認したものです。日本専用の円建て料金ではありません。料金、クレジット、利用上限、利用できるモデルや地域は、申し込み前に公式ページで確認してください。

Clineが候補になる人

Clineは、使うモデルや支払い方法を自分で選びたい人に向いています。AIによるファイル編集やコマンド実行を、内容を確認しながら進めたい場合にも候補になります。

反対に、毎月の費用を一つの定額だけで管理したい人は注意が必要です。Cline本体の費用とAIモデルの費用が分かれているため、どのモデルをどれだけ使うかによって負担が変わります。また、自動承認を使うなら、どの操作を許可するかを自分で判断する必要があります。

利用前に確認したいこと

自分が使いたいIDEやCLIなどの作業環境から利用できるか
AIモデルはCline Provider、自分のAPIキー、ローカル環境のどれで利用するか
ファイル変更やコマンド実行は、毎回確認するか、一部を自動化するか

よくある質問

Q.Clineは無料で使える?

A.オープンソース版のクライアントは個人開発者向けに無料です。ただし、利用するAIモデルの推論費や、ローカルモデルを動かす計算環境の費用は別に考える必要があります。

Q.AIモデルは自由に選べる?

A.Cline Provider、自分で用意した第三者サービスのAPIキー、OllamaやLM Studioなどのローカルモデルから選べます。費用や利用条件は、選んだ提供元やモデルによって変わります。

Q.AIが勝手にコマンドを実行する?

A.ツールの実行は利用者の承認を基本としています。自動承認を使う場合も、実行を許可するツールとリスクの範囲を自分で設定します。

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出典

確認日: 2026-07-18(記載の各公式ページで確認。価格などは変わることがあります)

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